音響エンジニアはただ音楽が好きというだけではなるのが難しい職業です。
そこで仕事内容や資格・スキル、就職経緯などをご紹介します！
音響エンジニアの仕事内容
音響エンジニアとは（ライブハウスやコンサートではPAと呼ばれることが多いです）ライブハウスやコンサートホール、映画やテレビ、ラジオの収録現場などで専門機材を使用して現場の音の調整を行う人のことを言います。
アーティストの演奏などをベストな音響状態に調整して、魅力を最大限に引き出す仕事です。
なるために必要な資格・スキル
資格やスキル
必要となるスキルとして最初に挙げられるのが音楽機材の知識や操作スキルです。現場で音を調整したり細かな設定をする際には、使用する音楽機材の知識や扱い方を熟知している必要があります。
次に必要となってくるのが楽器演奏の知識です。音響機材だけでなくアーティストが使用する楽器知識も知っていればアーティストの要望に正確に答えることができます。
次に電気音響工学などの知識が必要になってきます。電気音響工学とは、音の発生や伝搬など音に関するあらゆる現象を扱う分野を指します。高いレベルの音響設定を行う上では欠かせない知識となっています。
そしてこちらも大事になってくるのが、コミュニケーション能力です。現場では様々なスタッフと一緒に仕事を行います。他のスタッフとの連携を上手く行かせるためには、コミュニケーション能力は必要になってきます。
資格が必須となるわけではありませんが、音響エンジニアとして働くために取得しておきたい資格としては、国家資格である「舞台機構調整技能士」や一般社団法人日本音楽スタジオ協会（JAPRS）が実施する試験である「サウンドレコーディング技術認定試験」などがあります。
一般的な就職経緯
資格が必要な職ではありませんが、多くの場合は大学の工学系学部の電子工学科、情報通信工学科や、専門学校の養成課程などで音響関係の基礎技術を学んでから就職します。
ただし大手放送局などの音響スタッフの募集は大卒限定の場合があります。
学生のころからライブハウスなどでのアルバイト経験がある場合には就職が有利になることもあります。
向いている人
音響エンジニアは高度な知識と技術が必要となる職業ですので、ただら単純に音が好きだからという理由だけでは続けられません。やはり専門的な知識や技術を学び続けられる人が、この仕事に向いているといえるでしょう。
実際にスキルアップを重ね現場での評判もよくなれば様々な現場に呼ばれ、多くのアーティストやメディアで仕事ができるようになります。どの仕事でも言えることかもしれませんが学び続ける意欲やハングリー精神が旺盛な方が業界で出世している傾向があります。
舞台に大きな影響をあたえる仕事をしよう！
このように音響エンジニアは人々を魅了するショーやコンサート、メディアなどでひそかに活躍する職業です。
裏で高度な調整を行うことで、そのショーの魅力を最大限に引き出しているのです。
